2018年2月19日、長野県下伊那郡高森町立みつば保育園にて当時年少児であった男児が、園外保育中に墓石の下敷きになり死亡するという悲しい事故がありました。
業務上過失致死の疑いで当時の園長と保育士4人が2020年2月19日に書類送検されました。
今回のこの事故は個人的にもかなりショッキングで、すぐに保育所事故検証委員会報告書を確認しました。
現実問題として保育園、こども園等の安全対策・意識は、残念ながらかなり低いところもあります。
旧態依然たる感覚で、知識・意識のアップデートがなされていない保育集団も(認可園であっても)みられます。
結論から言えば、今回の保育園も報告書を読む限り非常に安全意識が低い集団により保育が実施されていたと言わざるを得ません。
他のどんな業種でも言えることと思いますが、職員として経験した園が少なければ少ないほど、忙しさも手伝ってその園のやり方に固執しがちです。その方法がまちがっていたとしても、気づく手立てがないからです。
特に今回の保育園は公立保育所ということもあり、おそらくほとんどの職員がその市町村のやり方に慣れてしまっているという背景があるのでしょう。
弊所では代表の保育経験と行政書士の知識を活かし、保育園職員様対象の研修の提供を行っています。
保育事故の判例を確認しながら、実際に現場ではどのような判断が行えるかを皆さんで一緒に考える内容です。
日々お忙しい保育事業者様に代わり、職員様一人ひとりが安全意識を高めていただけるよう全力を尽くします。
どうかお気軽にご相談くださいませ。
弊所の取り組みにより、安全な保育の実施に貢献できたら大変嬉しく思います。